0~6歳発達の目安
0〜2歳児の発達の目安
0歳、1歳、2歳の乳幼児期は、日々著しく成長していくお子さまを見守る大切な時期です。
厚生労働省の保育所保育指針解説書によれば、以下のように定義づけられています。
・おおむね6ヶ月未満
表情の変化や体の動き、喃語(なんご)などで自分の欲求を表現し、これに応答的に関わる特定の大人との間に情緒的な絆が形成される
・おおむね6ヶ月から1歳3か月未満
自分の意志や欲求を身振りなどで伝えようとし、大人から自分に向けられた気持ちや簡単な言葉が分かる
・おおむね1歳3か月から2歳未満
自分の意思を親しい大人に伝えたいという欲求が高まる。指差し、身振り、片言などを盛んに使うようになり、二語文を話し始める
3歳児の発達の目安
言語
・簡単な動作指示に応じられる
・形容詞「きれい」「あかい」や生活動詞「飲む」「歩く」が言える
身辺自立
・トイレ座って排泄をする練習ができる
社会性
・自分の気持ちを理解し、伝える
・物を介して、友だちと遊ぶ
学習
・数唱に反応する
年少(4歳)の発達の目安
言語
・2つの連続した指示に対応する
・名前、年齢など自分に関わることを聞かれて答える
・日常のあいさつをする
身辺自立
・衣服の着脱をし始める
・排泄のタイミングが分かる
社会性
・自分の感情を簡単な言葉で表す
・状況によっては、決められたルールや役割の中で、遊ぶようになる
・友だちと協力し始める
学習
・1~10までの数字が分かる
・物の増減、「増えた」「減った」を理解する
・塗り絵やお絵かきをする
年中(5歳)の発達の目安
言語
・「ぼく」「わたし」を使って、意思や疑問を伝える
・具体物を触り、「ふわふわ」「やわらかい」など言語で表現する
・分からないときに「これ何?」と質問する
身辺自立
・箸を使って物を食べ始める
・排泄の一連の流れをおこなう
社会性
・友だちが泣いたり怒ったりすると、適宜声をかける
・状況によっては妥協する
学習
・数字を読んだり、書いたりする
・比較して、「大きい」「小さい」「長い」「短い」が分かる
・覚えているひらがなを読み書きし始める
年長(6歳)の発達の目安
言語
・5W1Hが分かり、状況によって使える
・物の用途を説明する
・経験したことを感想も交えて話す
・クイズを出したり、答えたりする
身辺自立
・衣類をたたむ
・自分のかばんの中のものを、指示どおり、出し入れできる
・一人で食事の動作ができる
社会性
・複数の一斉指示に対して行動する
・活動の切り替えをする
・やっていいことと悪いことについて、判断し始める
・友だちと協力し始める
学習
・「合わせていくつ」「のこりはいくつ」を答える
・時刻を読む(1時間読み)
・自分の名前をプリントに書く
・「誰が何をした」を一文で書く