療育支援プログラム

令和6年4月1日より、県から児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援については、支援プログラムの作成及び公表が求められているので、以下に支援プログラムのPDFを添付させて頂きます。

1.手洗い

まず、すぽるとに到着したら手洗いを行います。

分かりやすい表を見ながら、数を数えて行います。

慣れてきたお子様は、何も言わなくても一人で済ませる子もいます。

2.あいさつ

担当するスタッフとあいさつを行います。

その日の日付、曜日、天気を確認して数字や曜日の感覚を身に着けていきます。

3.個別療育

すぽるとを、幼稚園や保育園を卒業の時に、お子様がどんな姿で迎えるのか

スタッフと何度も相談をして決めていきます。

「最初にこうしてほしいと決めてしまった」からといって、ずっとその方針でやっていくのではなく、お子様やご家庭の様子に合わせて随時変更が可能になっています。

ベースとしては、お子様ご本人が興味のあることから、最終目的に向かって療育を行っていきます。

やらせられる療育ではなく、やりたい療育をモットーに日々活動を行っています。

療育例①

本人:好きなキャラクターがいる

保護者の方:ひらがなが書けるようになってほしい


1.絵を見て、好きなキャラクターの絵を描きます。

2.描いたキャラクターの名前を書いてみます。

3.他のキャラクターはどうやって書くかを促します。

4.他にも用意してあるキャラクターの絵がたくさん机に置いてあるので、他のキャラクターはどうやって書くの?と質問できるように、他の絵に注目させます。

5.最終的には、「自分の好きなキャラクターの頭文字だよね」といった形で、ひらがなの読み書きが行えるようになりました。

療育例②

本人:めいろに最近ハマっている。

保護者の方:体幹が弱いと言われたので、鍛えてほしい。


1.部屋にある様々なもの(エアロステップ、イス、洗面台の前に置いてある昇降台、プラスチックバケツ等)を使用し、自分でアスレチックを作成

2.床に落ちないように、並べた物の上を渡り歩いていく

3.スタッフやお子様本人が並べた物を並べ替えて変化を作り、何度もアスレチックを楽しむ

療育例③

本人:好きなキャラクターがいる

保護者の方:数字は読めるし理解しているので、ステップアップをしていきたい


1.お子様本人が実際に好きなキャラクターの絵を手に取って、何匹いるかを数えます。

2.別の色のキャラクターが何匹いるか数えます。

3.一緒に数えると何匹になったかを数えます。

4.式に当てはめて、次は計算式を見ながら、自分でキャラクターの絵を移動させて数えます。

5.足し算ができるようになった!

療育例④

本人:お話をすることが好き

保護者の方:人との距離感が近過ぎることが気になっている。人の話を聞けるようになってほしい


1.床にお話カードをばら撒きます。

2.スタッフが1枚取り、お話カードに書いてある内容の話題をお子様に伝えます。

3.お子様が聞かれた話題について話をします。

4.お子様がお話カードを取り、内容をスタッフに伝えます。

5.スタッフが質問に答えます。

6.これを繰り返していきます。

7.人の話を聞く練習ができ、会話での距離感覚もつかめるようになった。

4.あいさつ

帰りのあいさつを行い、活動のメリハリをつけます。

5.フィードバック

保護者の方に、本日の活動内容や様子、お家での様子や気になることなど意見交換を行います。

お子様についてのご質問など、気軽にお話しください。